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第3問 吹奏楽のイベントに関する次の文章を読み,下の問い(問16)に答えよ。(配点 18)


 吹奏楽の行事というとコンクールを思い浮かべがちだが,(a)アンサンブル(b)演奏会なども吹奏楽活動で重要な位置を占めていることは覚えておきたい。本番の機会が多いほうが練習のやる気も出てくるし,色々な本番を経験することによって実力も格段に上がってくる。

問1 下線部(a)に関連して,アンサンブルにより生ずる良い影響を,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。【17】
 (1) アンサンブルはコンテストが無いので,評価を気にせず自由な表現ができる。
 (2) 主に夏のコンクールの直前期に行うので,コンクールにも良い影響をもたらす。
 (3) 1パートを何人かで分担して演奏するので,協調性を育てることができる。
 (4) 一人一人がソロのようなものなので,各個人の責任感を自覚させられる。

問2 下線部(b)に関連して,演奏会の為に楽譜を注文するといったことも必要になる。最新のポップス曲をB5版の楽譜で販売している吹奏楽の楽譜出版社を,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。【18】
 (1) 音楽之友社  (2) ミュージックエイト  (3) アコード出版  (4) ブレーン

 


 スクールバンドでは,4月はある意味勝負の月だ。(c)新入生勧誘である。少子化の今日,新入部員の数も少なくなってしまいがちだが,綿密な勧誘作戦を展開し,一人でも多くの仲間を増やしたいものだ。
 ここで,がんばったけれど人数があまり確保できなかったというバンドは,(d)少人数のよさを生かしたバンドにしていくことが必要となってくる。

問3 下線部(c)に関連して,新入生に対する態度として最も適切なものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。【19】
 (1) まずはコンクール曲を練習させ,なんとかコンクールに間に合わせる。
 (2) コンクール曲は楽譜通り全部できるように練習させる。
 (3) 経験者よりも楽器初心者を優先的にコンクールに出場させる。
 (4) 初心者にはいきなり専門的で難解な話はせず,分かりやすい言葉で語る。

問4 下線部(d)に関連して,小編成バンドについての記述として適当でないものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。【20】
 (1) 35人未満の団体は全国大会に出られないので,小編成部門でがんばる。
 (2) 大編成の曲はやらずに,無理のない小編成の曲をやる必要がある。
 (3) 音程が合わせやすいという小編成の利点を生かしてがんばっていく。
 (4) 練習次第で,小編成でも大編成をしのぐ演奏をすることができる。

 


 吹奏楽といったら何といっても(e)コンクールだ。一年間の活動の成果を評価してもらうという場であると同時に,自分達の演奏をたくさんの人に聴いてもらえるという大事な機会である。
 コンクールにおいては,各団体に合った効果的な(f)選曲をすることが非常に大事となる。過去のコンクールの音源などを参考にして,色々な外部の人の意見も聞きながら,最良の選曲をしたい。

問5 下線部(e)に関連して,全日本吹奏楽コンクールについての記述として最も適当なものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。【21】
 (1) どの地方大会でも,「金賞」「銀賞」「銅賞」のグループ別表賞を行っている。
 (2) 全国大会では,自由曲を12分以内で演奏するという時間制限がある。
 (3) 全国大会で三年連続金賞を取ると,次の年はコンクールに出場できない三金制度がある。
 (4) 2003年から導入された課題曲Vは,大学・職場・一般部門でしか演奏できない。

問6 下線部(f)に関連して,コンクールの選曲についての記述として最も適当なものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。【22】
 (1) ある程度難易度が高い曲のほうが,コンクールという場においては有利である。
 (2) まずはバンドの編成を無視して選曲をして,結果足りないパートがあっても問題ない。
 (3) 時間制限におさまりそうにない場合,課題曲を上手くカットして自由曲の時間を増やす。
 (4) 過去の課題曲も課題曲として演奏できるので,選曲の際に考慮に入れておきたい。

  


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